写真提供:SFL Association
開催日時:11月14日(土)12:48:47 – 13:23:10
開催地:オートポリス(4.674㎞)
天候:晴れ 気温:12℃
コース:ドライ
周回数:21
快晴の大分オートポリスは絶好のレース日和となった。ポールポジションは宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM’S 320),今シーズン7回目のポールポジションとなる。2番グリッドは阪口晴南(Buzz Racing with B-MAX)。7戦連続の宮田vs阪口のフロントロー対決となった。ここまでの戦歴は,宮田が6勝(85ポイント),阪口が2勝(63ポイント)あげており,今シーズンのSUPER FORMURA LIGHTSはこの2人の優勝争いとなりそうだ。
3番グリッドは名取鉄平(TODA FIGHTEX),4番グリッドは小高一斗(カローラ中京 Kuo TOM’S 320),5番グリッドは河野駿佑(RS FINE K&N 320),6番グリッドはSUPER FORMURA LIGHTS初参戦となる石坂瑞樹(B-MAX ENGINEERING)が並ぶ。
7番グリッドと8番グリッドはAlbirex-RTのチームメイトが並んだ。7番グリッドは入山翔(Albirex-RT),8番グリッドはアイルランド人ドライバーのルッカ・アレン(Albirex-RT)だ。入山は昨年までSuper-FJにエントリーしていたが,ステップアップをして今年からSUPER FORMURA LIGHTSに参戦。レースを重ねる度にマシンにも慣れ,第5戦からポイントを重ねている。入山にとってオートポリスはSUPER KART以来,4年ぶりの走行となる。チームメイトのルッカ・アレンは新型コロナウィルスの影響により当初予定より来日が遅れ,やっとこの第9戦で合流となった。オートポリスは初走行となる。
マスタークラスはDRAGON(TEAM DRAGON SFL)は9番グリッドからのスタートとなった。
決勝レーススタート。宮田が阪口を抑えホールショットを奪う。各マシンはグリッド順のまま1コーナーを通過。オープニングラップ終了時点,宮田と阪口の差は1.226秒となる。
2周目,トップを走行する宮田は1分37秒683のファステストラップを記録する。その後も宮田は快走を続け,ただ一人,37秒台をキープ。2番手の阪口は38秒前半,3番手以降は38秒後半から39秒台での走行となり,宮田は独走体制に入る。
7周終了時点,マスタークラスは先頭のDRAGONと2番手の植田正幸(Rnsports320)との差が6秒半に広がり,DRAGONの独走体制となる。
レース序盤よりAlbirex-RTのチームメイト同士が6位入賞ポイントを賭け,激しいバトルを展開する。開幕戦からSUPER FORMURA LIGHTSに参戦している入山は,後から参戦したルッカ・アレンに負けるものかと抑えこむ。
14周目,4番手を走行していた小高のマシンが突如スローダウン,冷却水が漏れオーバーヒートでリタイヤとなる。このリタイヤで河野が4番手に上がるが,3番手の名取との差は10秒まで広がっていた。
河野駿佑(RS FINE K&N 320)
15周目,レース後半に差し掛かる。序盤から快走を続ける宮田の独走体制は変わらず,2位阪口との差を6秒半まで広げる。
宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM’S 320)
17周目,Albirex-RTのチームメイト同士のバトルは,ルッカ・アレンが入山を制し6番手に上がる。
ルッカ・アレン(Albirex-RT)
18周目,マスタークラスの植田はガードレールに接触し,フロントとリアを大きく損傷しリタイヤとなる。
結局,宮田は序盤からの独走体制をキープしたまま快走し,ポールトゥウィンで今シーズン7勝目を飾る。2位に阪口,3位に名取が入った。名取の3位は今シーズン3度めとなる。4位は河野,5位は石坂,6位はルッカ・アレン,7位は入山。6位の入賞ポイント争奪戦はルッカ・アレンに軍配が上がった。マスタークラスはDRAGONが優勝,今シーズン7勝目となった。
宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM’S 320)
優勝した宮田はフルマークを獲得しシリーズポイントを97ポイントまで伸ばし,2位阪口との差を27ポイントまで広げた。
宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM’S 320)
この第9戦の結果は,第11戦のスターティンググリッドとなる。従って優勝した宮田は,第11戦の決勝レースもポールポジションからのスタートとなる。今シーズンの宮田は3レース制の1レース目に優勝し,3レース目のポールポジションを獲得することが多く,レース戦略も完璧だ。シーズンチャンピオンに向けて確実に前進している。
宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM’S 320)
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