28日,29日,京畿道龍仁市エバーランドスピードウェイで行われる最終戦ダブルラウンド(第7戦, 第8戦)でシリーズチャンピオンが決定する。 韓国モータースポーツ最高峰のSUPER6000クラスは,開幕戦から前回大会の第6戦まで優勝者が全て異なる熾烈なレースが続いている。 ドライバー部門1位キム・ジョンギョム(ATLASBX MOTORSPORTS)から,4位キム・ジェヒョン(VOLLGAS MOTORSPORTS)までシリーズチャンピオンの可能性が残されている。
ドライバー部門1位,キム·ジョンギョム(84ポイント,ATLASBX MOTORSPORTS)
史上初の3年連続シリーズチャンピオンに挑戦する。 2018年, SUPER6000クラス歴代最年少シリーズチャンピオンを獲得。翌2019年も激戦を勝ち抜き2年連続シリーズチャンピオンとなる。今シーズンも優勝し3連覇を達成した場合,SUPER6000クラス史上初の快挙となる。
ドライバー部門2位,チェ·ミョンギル(89ポイント,ATLASBX MOTORSPORTS)
2017年を最後に海外レースに進出したが,今年再び国内レースに復帰。 復帰後の第2戦,慣れないマシンを操り見事優勝,その実力を証明した。 現在1位のキム・ジョンギョムとの差はわずか5ポイント,1レースで逆転優勝を狙えるポジションだ。 キム・ジョンギョムとはチームメイトだが,個人タイトルを巡って熾烈な優勝争いをしている。
ドライバー部門3位,チョン・ウィチョル(78ポイント,ECSTA RACING )
2014年, ECSTA RACING創設以来, チームドライバーとして活躍。2016年, SUPER6000クラスのシリーズチャンピオンを獲得。ECSTA RACINGのチームチャンピオンにも貢献した。 その後は韓国タイヤ勢に押され,個人では上位グループの成績を収めながらもチャンピオンから遠退いてしまう。 今シーズン,クムホタイヤの好調も 手伝い,第6戦で優勝。前回優勝から約4年3ヵ月ぶりの優勝となった。先日の最終公式テストでは好タイムをマークしチャンピオンの期待が寄せられている。またチョン・ウィチョルの好調によりECSTA RACINGのチームタイトル獲得の可能性も見え始めた。現在,チーム部門2位(145ポイント)のポジションに位置し,現在1位のATLASBX MOTORSPORTS(171ポイント)を26ポイント差で追いかけている。 個人タイトルとチームタイトルのダブルタイトル獲得に関心が集まる。
ドライバー部門4位,キム・ジェヒョン(68点,VOLLGAS MOTORSPORTS)
2019年VOLLGAS MOTORSPORTSチーム創設初年度,いきなり第7戦でSUPER6000クラス優勝。昨年は覇者キム・ジョンギョムにわずか2ポイント及ばず,シリーズチャンピオンを逃してしまう。今シーズンは昨年のリベンジを果たしたいところだが,キム・ジョンギョムとの差は16ポイントあり最終戦での優勝がマストとなる。今シーズンは第3戦で優勝,ポテンシャルの高さを見せつけた。 キム・ジェヒョンが優勝すれば,キム・ジョンギョムが保有するSUPER6000クラス最年少チャンピオンのタイトルまで手に入れることができる。
「2020CJ大韓通運スーパーレースチャンピオンシップ」最終戦は,来る28日第7戦,29日第8戦(最終戦)が行われる。 コロナウイルスの影響により無観客レースとして行われる予定だ。最終戦の模様はチャンネルA,チャンネルAプラス,XtvNなどを通じて生中継される。 さらに,スーパーレースチャンピオンシップの公式YoutubeやFacebook,NEVERTV,カカオテレビ等,全クラスのレースを視聴可能だ。
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