開催日時:9月27日(日)09:03:31 – 09:42:47
開催地:岡山国際サーキット(3.703㎞)
天候:晴れ 気温:22℃ 路面温度:27℃
コース:ドライ
周回数:25
写真提供:SFL Association
今シーズンから装いも新たとなった「SUPER FORMULA RIGHTS」の第2大会は,岡山国際サーキットにて第4戦,第5戦が行われた。前日の第4戦では宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM’S 320)がポールツゥウィンで開幕4連勝。この第5戦も勢いに乗り5連勝したいところだ。
今シーズンのSUPER FORMULA RIGHTSは,1大会に2レースもしくは3レース開催する。この岡山大会のみ2レース制となり,その他の大会は3レース制で開催する。予選は土曜日に30分間行われ,各ドライバーの1番早いタイムと,2番目のタイムが決勝レースのスターティンググリッドに反映される。全てのドライバーの予選タイムを元に,1番速いタイムが1レース目(第4戦)のスターティンググリッド,2番目のタイムが2レース目(第5戦)のスターティンググリッドとなる。
また昨年より,40歳以上のジェントルマンドライバーと女性ドライバーを対象に「マスタークラス」が設立されており,今シーズンは3名のジェントルマンドライバーがエントリーしている。
第5戦のポールポジションは,シリーズポイント1位の47ポイントを獲得している宮田莉朋(カローラ中京 Kuo TOM’S 320),予選2位は阪口晴南(Buzz Racing with B-MAX),予選3位はスポット参戦の片山義章(B-MAX RACING with OIRC)。宮田と阪口は開幕戦から優勝争いをしており第3戦まで宮田が優勝している。そして両選手ともにSUPER FORMULAとのダブルエントリーとなる。そして,16年ぶりにフォーミュラー参戦の影山正美(MASAMI PROJECT with B-MAX)は8番グリッドからのスタートで興味深い。
決勝スタート。予選2位の阪口は好スタートを切ると,第一コーナーをトップで侵入しホールショットを奪う。その後,ヘアピンコーナーで3番手争いをしていた片山と名取鉄平(TODA FIGHTEX)が接触。この接触により後続のマシンも止まり,リボルバーコーナーは大渋滞となる。その直後,セーフティカー(SC)が入りレースは中断。接触した名取は再スタートが切れたものの10番手まで下がり,片山はピットイン。後続にいた神晴也(Albirex-RT)はリタイヤとなり大波乱のスタートとなった。
リタイヤした神晴也(Albirex-RT)
この接触により,1番手は阪口,2番手は宮田,3番手は小高一斗(カローラ中京 Kuo TOM’S 320)の序列となる。4番手にはベテラン影山が渋滞を上手く交わして上位につける。マスタークラスの3ドライバーも5番手,6番手,7番手につけた。
影山正美(MASAMI PROJECT with B-MAX)
SCは4周目に離脱し,5周目にリスタート。阪口は,またも好スタートを切りトップの座をキープする。
阪口晴南(Buzz Racing with B-MAX)
レースは7周目に入り,トップは変わらず阪口。この時点で阪口は1分23秒593 のファステストタイムを叩き出す。
9周目,入山翔(Albirex-RT)と名取の6番手争いが激しくなり,名取が入山を抜いて6番手に浮上する。その後,名取は6台抜き,4番手まで追い上げる。
入山翔(Albirex-RT)と名取鉄平(TODA FIGHTEX)
13周終了時点,トップ阪口と2番手宮田とのタイム差は1.2秒となり少し開くも,14周目には宮田が1分23秒223でファステストラップを更新し,阪口に食らいついていく。
15周目,入山が影山を抜いて5番手に上がる。
16周目,2番手の宮田が1分23秒004でファステストラップを更新。19周目になるとトップ阪口との差は0.4秒まで迫る。
レース終盤,阪口が1分23秒007の自己ベストを出すも,宮田は1分22秒964のファステストラップをマーク。2台のデットヒートはファイナルラップまで続く。
トップの阪口は最後まで宮田の追撃を許さず,気迫のレースを見せ,今シーズン初優勝。2位は宮田,3位は小高。5位の入山と6位の影山は初ポイントを獲得した。マスタークラスは,7位でフィニッシュしたDRAGONが優勝した。
PHOTO/SFLA PHOTO/SFLA
表彰式
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【写真右】小高一斗(カローラ中京 Kuo TOM’S 320)
次戦のSUPER FORMULA RIGHTSは,10月17日から18日,スポーツランドSUGOにて開催される。
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