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2019 スーパーチャレンジ初の公式レース,太白スピードウェイで熱戦


●耐久レースを中心に新たに改編した2019スーパーチャレンジ,太白スピードウェイで公式1ラウンド開催
●様々なタイヤブランド品の格闘戦,耐久レースに合う性能と技術力競争の場
●プロ・アマチュアの組合せ,ドライビングスキルだけで優勝することは難しい様相




2019スーパーチャレンジが12日,太白スピードウェイ(2,500km)で2019シーズンの公式1ラウンドレースを行った。今季,耐久レース形式を取り入れたスーパーチャレンジの初実戦だ。ローリングスタートで始まり2時間のレースを行う。耐久レースは決められた時間内に走った距離で勝負を決める。参加選手らはラップタイムを考慮しながら少しでも多くの距離を走り,またリードする車と距離も縮めなければならず難しいレースとなった。









エンジン最大出力を車両の最低重量で割った出力重量比を基準に耐久レースのレベルを分けをし,車種によってS1等級とS4等級に区分して統合戦を繰り広げた。S1等級はエンジン排気量に制限がないが,出力重量比を合わせなければならない。S4等級は2000cc未満の前輪駆動の自然吸気車と1400cc未満の前輪駆動ターボ車両が出場することができる。S1等級ではQUADRO,E-RAINのキムソンヒョン – チョンウォンヒョン(103ラップ,2時間00分51秒538)が優勝した。S4等級ではレオパルトレーシングのピョジュングォン – チョンウォンジェ(93ラップ,2時間01分02秒950)組が優勝の喜びを味わった。





この日のレースは,様々な新しい様相を呈した。タイヤを各チームの選択に任せた中で,国内ブランドのネクセンタイヤ,韓国タイヤ,クムホタイヤや中国ブランドのジェスティノなどの製品が登場した。初の公式試合の結果を見た時,S1等級ではネクセンタイヤが強気を見せており,S4等級では韓国タイヤとジェスティノの接戦だった。スーパーチャレンジが耐久レース形態で進み,走行性能に大きな影響を及ぼすタイヤの役割が重要になった中,多様な製品のグリップ力,耐久性などの性能をめぐって競争を繰り広げるようになった。 




S4等級レオパルトレーシングのピョジュングォン – チョンウォンジェ(93ラップ,2時間01分02秒950)組




レースに対する高い理解度と自動車整備に対する深い知識をもとに,(株)スーパーレースの職員として働いてきたアンインチャン(One Racing)はジャンテソンと同じ組でS1等級に出場し3位を記録する好成績を出した。ドライビング・スキルがずば抜けたドライバーを前面に出すチームだけでなく,レースの流れを理解し車両の状態を把握して適切に反応する能力を備えたチームも,表彰台に挑戦できるという先例を残した。




プロとアマチュアが同じ組になる方式も,一味違う方向に展開され,試合の結果に影響を与えた。プロドライバーのファン・ジンウCJロジスティックスレーシング監督は,韓国自動車競走協会(KARA)公認試合出場記録のないクァク・スンジュン選手と同じ組でS4等級に出場した。ファン・ジンウ監督がスタートドライバーとして出場した試合序盤は早いラップタイムを記録し,2位と50秒以上の差を出しながら試合を主導していった。しかし,ドライバー交代して以降,序盤に稼いでおいた差を維持できず追撃を許し,結局4位で試合を終えた。ある一人の選手の圧倒的な実力だけでは優勝しにくい耐久レースならではの妙味が表れた。




レース終了目前に,パクジョングンとイドヒョン(QUADRO,E-RAIN,S1等級)の車に問題が発生し,チェッカーを受けられず立ち止まる事態が発生した。2時間2.5kmの太白スピードウェイのトラックを100ラップ以上走らなければならなかっただけに問題が生じる可能性が高く,それだけに慎重な対応が必要だった。同じチームのキム・ソンヒョン – チョン・ウォンヒョン組が優勝したのとは対照的な結果だった。車両の性能を最後まで維持し完走するために,多くの部品をどのように管理して組み合わせるべきか,各チームの悩みもさらに興味深く展開する見通しだ。

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