2021CJ大韓通運スーパーレース選手権第2戦ナイトレースは,新たな優勝者を誕生させ幕を閉じた。 10日,江原道麟蹄郡Inje Speediumで開かれたナイトレースは,メインクラスのSUPER6000クラス決勝でキム·ジョンギョム(ATLASBX MOTORSPORTS)が24Lap(3.908km)を45分39秒948で優勝した。予選1位に続き決勝レースでも優勝したキム·ジョンギョムはナイトレース初優勝。また,ナイトレースとして通算4度目の「ポールトゥウィン」を記録した。
予選からキム·ジョンギョムの速さが目立った。 雨が降る中,9日午後に行われた1次予選で,キム·ジョンギョムは1分46秒899を記録し,チームメイトで2位チェ·ミョンギルと0.5秒の差をつけた。 翌日10日午前は晴天となりドライコンデションで行われた2次予選では,1分35秒559を記録しチームメイトで2位のチョ·ハンウと0.6秒の差をつけた。 1次予選で1分46秒台,2次予選で1分35秒台を記録したのは全選手の中でキム·ジョンギョムだけとなる。
日が沈み,暗闇の中で行われたナイトレース決勝レースでも,キム·ジョンギョムのスピードは落ちなかった。 スタート直後の1Lapで,キム·ジェヒョン(VOLLGAS MOTORSPORTS)に首位を奪われたものの,2Lapに1分37秒248のファステストラップを記録し,4Lapには再び首位の座を奪還した。 12Lap,イ·チャンジュン(LOAR RACING)とチョン·ウィチョル(ECSTA RACING)の追突事故でSC(セーフティカー)が発令され後続との距離が縮まるが,レース再開後もキム·ジョンギョムは首位をキープし,ナイトレース初優勝を飾った。 2位はキム·ジョンギョムにプレッシャーをかけ続けたチョン·フェウォン(SEOHAN GP,45分45秒131),3位はノ·ドンギ(ECSTA RACING,45分46秒632)が表彰台に上がった。
クムホGT1クラスでは,今年の開幕戦同様,若きルーキーが活躍。 カートチャンピオンシップで基礎を積み,昨年,GT1クラスにデビューしたキム·ムジン(MIDAS RACING)が22Lapを42分04秒494で優勝。 先頭を走っていたチョン·ギョンフン(SEOHAN GP)のミスを逃さず,最終ラップで逆転する最高のレースを魅せた。チョン·ギョンフンは42分10秒236で惜しくも2位。 3位は2005年生まれ弱冠17歳のルーキー,パク·ジュンイ(ブランニューレーシング)だ。GT1クラス2回目となるレースで,42分17秒591の記録で表彰台に上がり,関係者を驚かせた 。
新スポンサーとなり初レースを行ったコーロンモーターズMクラスでは,第1戦で優勝したクォン·ヒョンジン(タムアンドトムズ·レーシング)が2連勝をマーク。クォン·ヒョンジンは前回の優勝により予選タイムに104%の追加時間が与えられるハンデキャップにより8番グリッドから出走したにもかかわらず,リードするライバルを次々と追い越し,15Lap,29分27秒767の記録で表彰台の頂点に立った。
キャデラックCT4クラスでは,タイムトライアル方式で決勝レースが行われ,ビョン·ジョンホ(ディエイモーターズ)が2分09秒487の記録で優勝。開幕戦5位で+0.2秒のビハインドを背負ったビョン·ジョンホだったが,開幕戦で-0.2秒を得たパク·ヒョンジュン(2分09秒841,キャデラックCT4)を0.354秒差で引き離し優勝。 3位はイ·ソクウ(キャデラックCT4)が2分09秒997を記録し表彰台に上がった。
Radical Cup Korea第2戦では,キム·ヒョンジュン(ユーロモータースポーツ)が17Lapを34分46秒312で疾走し,開幕戦優勝キム·ドンヨン(ユーロモータースポーツ,34分48秒868)を2位に引き離してSR1クラス優勝。上位モデルのSR3クラスでは,キム·テクソン(ユーロモータースポーツ)が18Lap,33分49秒322の記録でシーズン初優勝を飾った。
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